スタジオマノマノにて5年ぶりに個展をしました。開催時に掲載した文章を載せます。(後日少し修正)

"Discipline and Play" 規律と遊び
昨年末、マノマノの宮下さんとトナリの外畑さんとごはん会をした時に、来年は個展をやろうと決めました。それから、まず リソグラフ機でタタミタイポの本の完成系をまとめようと思い立ちました。そうしてまとめているうちに、昔引用した、ポール・ランドさん(アメリカのグラフィックデザイナー)が 畳について英語で紹介している文章の最後に “A perfect example of form and function of discipline and play.” 規律と遊びの形態と機能の完璧な例(グーグル翻訳)という言葉が書いてあって、“discipline and play”という言葉が自分がこれまで作ってきた作品にちょうど当てはまるような気がして、展示のタイトルに使わせていただきました。色々考えてみると、世の中のいろいろなことが 規律と遊びによって楽しまれていることに気づきました。スポーツとか特にそうだな〜と思います。(線の中で遊ぶ。。)そう思うと、これまでにない規律を見つけてその中で遊び、それを展開していけば何か楽しい新しいことが生まれるのではないか。人は規律の中で遊び、楽しみを共有し分かり合ったりするのではないか。そんなことを考えたり。新しいことが必要とはされてない気もしますが。

新しく作った作品は、“Lines and Colors, Phenomenon”といいます。線と色で現象を描く、ということをやってみました。線の角度を変えて、色を変えるだけで様々なものに見えます。タイポグラフィと絵の間のような。線と色のあそびです。
あと、23年前に作ったタタミタイポを本にまとめました。当時、畳のことを色々調べる中で、桂離宮のことを知りずっと行ってみたくて、今年の夏にようやく行ってきました。猛暑の中汗だくで周りましたが、完璧な美しさとおしゃれさに感動しました。写真をたくさん撮って本にも載せました。
キッチンメモカレンダーは、自分が台所で使いたいカレンダーを作りました。中日新聞の土曜日に連載されている「ぐるっと市場」というコーナーに その週の旬の野菜や魚、相場などが書いてあって、切り抜いて参考にしました。メニューは私の食べたいメニューなので追加で書いて使ってください。
アストロワーズという星のカードは紙を変えて新たに作りました。 グムンドカラーマットというドイツの紙です。(※白のみプリマという日本の紙)
⚫︎▲◼︎×3,クリスマスのカレンダーは今年は紺色です。
そのほか、過去の作品など色々ありますので ゆっくりご覧いただけたら嬉しいです。
(2023.11.23)

久しぶりにたくさんの方にお会いして緊張しましたがとても楽しい時間でした。お越しいただいた皆さまどうもありがとうございました!
これからもこつこつ作り続けたいと思っております。また機会がありましたらみていただけたら嬉しいです。
これからも・どうぞよろしく

Back to Top